アロマを買おうとしているけど、どの香りが自分に合うのかわからないという悩みを解決できるよう、特に気分への効果をまとめました。
アロマの種類
まずアロマの香りには、ハーブ系・柑橘系・フローラル系・オリエンタル系・樹脂系・スパイス系・樹木系の7種類に大きく分類されます。
1.ハーブ系
ハーブの花や葉から精油を抽出。すっきりとした香りで気持ちを和らげたり、元気になれる作用があるほか、呼吸器系に作用するものもある。単体ではなく、他の系統と混ぜるのがおすすめ。
- ペパーミント
脳に刺激を与え眠気を覚ましたり、頭をすっきりさせ集中力を高める効果。勉強を始めるきっかきに最適。 - セージ
優れた鎮静作用により、ストレスや不安を和らげて穏やかな気持ちへ導く。ショックや悲しみで塞いだ心を癒すのに有効。
2.柑橘系
柑橘系の果物やそれに似た香りのハーブから抽出。爽やかな甘い香りで使いやすい種類。前向きな気分にさせる作用があり、リフレッシュ効果が高いのが特徴的。
- マンダリン
交感神経を鎮静する作用があり、精神疲労を和らげ、落ち込んだ心を明るく元気にする。イライラや不安で寝付けない時に向いている。 - ライム
感情が鈍っている時、不安に帯びている時、憂鬱で心が塞いでいる時に効果あり。変わらない日常に、変化が欲しい時におすすめ
3.フローラル系
主に花から抽出しているため、採取できる量が少なく高価なものが多いのが特徴。甘くて華やかな香りで、昔から女性が好んで使用していた。
- カモミール
溜まったストレスから心を解放し、安定した精神状態に。植物のお医者さんとも呼ばれており、体の体調が優れない時に有効 - ラベンダー
自律神経を整え、強い安眠効果がある。ベットに入っても不安や緊張でなかなか寝付けない方におすすめ。
4.スパイス系
料理のスパイスとしてお馴染みの香辛料から抽出。体を温めたり元気を取り戻してくれる。刺激が強いものが多く、使用するときは注意が必要。
- ジンジャー
冷えた心と体をともに温める。心臓の働きも強くする作用があり血行も促進するため、気温の低い冬に効果が大きい。 - シナモン
疲労や衰弱した心に活力を与え、孤独感からの脱却を助ける。新しいことを始めた時や、五月病で悩んでいる方におすすめ。
5.樹脂系
香木の樹脂から抽出。心が癒される香りで粘度が高く、保湿効果が高いのでクリームによく使用される。風邪や皮膚病にも効果あり。
- フランキンセンス・ミルラ
気持ちを落ち着かせて、呼吸をゆっくりにする作用があるため、パニックになった場合に平静を取り戻すことができる。美肌効果もあり。
6.樹木系
樹木の樹皮や枝、葉などから抽出。森の中にいるようなすっきりとした爽やかな香りが多く、ストレスを軽減する作用がある、リラックスしたい時におすすめ。
- ユーカリ
強壮作用があり、否定的な気持ちや精神的に煮詰まっている時に適している。目標を見失ったり、仕事で息詰まった時に、意欲を取り戻してくれる。 - ヒノキ
清々しいきの香りに、森林浴のリラックス効果とリフレッシュ効果がある。自然と接する時間が取りにくく、忙しい毎日を送っている方におすすめ。
7.オリエンタル系
異国情緒が漂うエキゾチックで個性的な香りが多いので、ブレンドして使うとバランスの取れた香りになる。抗うつ作用や鎮静作用強く、アロマの中では使用に注意が必要。
- サンダルウッド
心を深く落ち着かせたい時に効果的。男性ホルモンに似た成分が含まれており性欲が上がる(催淫作用)。うつ状態には、逆に気分が沈み過ぎてしまうため注意が必要。 - イランイラン
心拍数を下げる作用があり、緊張感から解放され心が穏やかになり幸福感をもたらす。過度の使用で、頭痛や吐き気を催すことがある。
7種類の特徴を理解することはできましたか? 小さな差ですがそれぞれに違いがあるので、今の自分の精神状態を分析して、適したアロマを見つけることが大切です。次回は、アロマの種類は決まったが、どんな使い方が適しているのか、そんな疑問に答えれる記事を書きます。ぜひ、目を通して見てください。