リラックス効果について、薬学部卒の知識を用いて医学的に有効なアイテムを紹介します。
1. 体が休まる、リラックスとは
リラックスしている状態とは、「身体に無理な力が入っておらず、無理な考えや感情にも陥っておらず、自然にモティベーションが高い状態」と定義されています。医学的には、「ストレス反応として交感神経が興奮するのに対し、副交感神経の働きを優位にすること」と捉えることが多いです。(交感神経とは、活動しているときに働く神経で、副交感神経とは、休んでいる時に働く神経)そのため、リラックスしたい時には副交感神経の働きを強めることがポイントになります。そこで、人間の五感をもとにリラックスする方法をお教えします。
2. アロマ療法(嗅覚)
アロマテラピーのメカニズムは、嗅覚と脳の仕組みと関連づけて説明されます。香りの刺激が脳へ伝わるまでの時間は0.2秒以下、歯痛や体の深部痛みが伝わるまでの時間は0.9秒以上と言われています。また、香りの刺激が伝えられる脳の部位(大脳辺緑系)と、快・不快を感じる部位はとても近いため、香りが人の気分を左右するのは、化学的に理解できることです。
数多くあるアロマの香りの中で、自分にふさわしい香りは、香りを嗅いだ時に「心地良い」と感じるものです。しかし、アロマの香りは約300種類あると言われており、全ての匂いを嗅ぐのは不可能です。そこで、香りを大きくグループ分けし7つの系統(フローラル系、柑橘系、ハーブ系、樹木系、スパイス系、樹脂系、オリエンタル系)から、イメージする香りに近いと感じるものを決めます。そのなかから実際に香りを嗅いで、心地良いと感じられるアロマを選ぶと良いでしょう。
3. 食事療法(味覚)
体にとってストレスを軽減したり、リラックスするものをまずは認識しましょう。
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ホルモンの生成を促すタンパク質(肉・魚介類・卵・大豆製品)、ビタミンC(じゃがいも・さつまいもパプリカ・キウイフルーツ・柿)
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精神を安定させるビタミンB群(豚肉・レバー・牛乳・アサリ水煮・菜花)
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神経の興奮を抑えるカルシウム(乳製品・大豆製品・小松菜・菜花・魚類)、マグネシウム(大豆製品・海藻類・魚介類)
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自律神経を調整する機能に役立つビタミンE(ナッツ類・胚芽油・魚介類・大豆製品、穀類・緑黄色野菜)
食事内容以外にも効果があること
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忙しくても1日3食、規則正しく、適量を食べる事
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美味しい物を楽しくリラックスして食べる事
4. 音楽療法(聴覚)
音楽のリラックス効果で科学的に証明されているものは「1/fのゆらぎ成分」と呼ばれるリズムです。これは脳機能研究所(神奈川県横浜市)の武者利光会長(元・東京工業大学教授)が提唱したもので、波や川の音、小鳥の鳴き声など一定間隔ではない自然界のリズムのズレを意味しています。
このズレがなぜリラックス効果を生むのかというと、人間の心臓の動きや血液の循環などと同じリズムだからです。同じズレを持ったリズムが重なり、交感神経を抑制して副交感神経を刺激することでリラックス効果につながります。
「1/fのゆらぎ成分」を持つ楽曲は、
その中でも世界一リラックスできる音楽と言われている、マルコニ・ユニオン作曲の「Weightless(無重力)」は是非一度聞いて見てください。
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5. 睡眠(触覚)
睡眠中は、筋肉の緊張が解放され脈拍や呼吸がゆっくりになり、体温や血圧が下がります。全身に指令を送る神経も休養状態に入ります。要するに、交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経が働くということです。そのため、睡眠がリラックスに効果的なのは一目瞭然です。
では、どのような睡眠がさらに効果を上げるのでしょうか。
- 深部体温を下げる。
人は、体の表面からの熱を逃して体内の体温を下げる時に眠気を感じます。そのため、寝る1〜2時間前に入浴や温かい飲み物などで体温を温めることで、程よいタイミングで深部体温が下げることができます。
- 睡眠ホルモンを整える。
メラトニンという体の成分は、体を睡眠へと誘導する働きがあります。メラトニンの元になる成分を含む、鰹節や煮干し、マグロやサバ、高野豆腐や油揚げ、鶏肉や豚肉を適度に摂取することが大切です。また、メラトニンは夜に光を浴びると分泌が抑制されるため、就寝前にスマホ・PCを見ることは科学的にマイナスになります。
- 音楽やアロマを活用する。
前述した2つも組み合わせることでより副交感神経を機能させることができ、深い眠りにつながります。
いかがでしたか?リラックスのポイントは副交感神経を働かせることです。ひとりひとり体に合うリラックス方法は異なります。あなたに合ったリラックス方法を見つける足がかりになれば幸いです。