映画「ビリギャル」 大逆転の実話の物語

2015年に公開された、偏差値40で成績最下位の女子高生が、難関大学である慶應義塾大学を目指す実話の物語。果てしなく高い目標に挑んだギャルと、家族・先生との人間関係を描いた感動の作品。

困難な壁にぶつかり、悩んでいるあなたにオススメの作品です。

1. あらすじ

遊んでばかりで、東西南北や地球が丸いことも知らない成績最下位のギャル・工藤さやかが、慶應義塾大学を目指し奮闘する物語。ある塾講師との出会いをきっかけに、少しずつ変わっていくさやかは、志望校合格を勝ち取ることができたのか？　努力するさやかと、彼女を信じ支え続けた家族との感動の物語。

映画「ビリギャル」【TBSオンデマンド】

2. ギャル・工藤さやか

名古屋の中高一貫校に通っていたギャル・工藤さやか（有村架純）は、勉強せず遊んでばかりいた。その結果、学力は小学4年生レベルで学年最下位となってしまう。

ある日、タバコを持っていることが先生に見つかり、友人を庇い休学処分になる。将来を心配した母・あーちゃんは、坪田塾へ入塾するように伝える。これが彼女の人生を大きく変化させるのであった。

3. 塾講師・坪田先生のと出会い

入塾テストは0点だったが、坪田先生の「高い目標を目指した方がいい」という言葉から、慶應義塾大学を目標にする。友人との遊びも我慢して受験勉強を始めたさやかを知り、学校の担任は坪田先生に「変な期待をさせないでください」と釘を刺す。しかし、坪田先生は「私は、彼女の可能性を信じています。」と答えるのであった。これを知ったさやかは、坪田先生を信じて努力することを決意する。

4. 家族や友人の反応

さやかにとってとてつもなく高い目標に対して、父は興味を持たず受かるはずないと否定する。

これに対し母・あーちゃんは、さやかを応援するべく積み立てていたお金や親戚に借金をして、さらに足りない分は夜に働いて塾の費用を用意していた。

そんな母の気持ちに応えるため、日々努力するさやかの姿を見た友人たちも、応援するべく受験が終わるまでさやかと遊ばないことを決意する。

5. 挫折するさやか

家中に英単語の紙を貼ったり、毎日徹夜して先生の課題をこなしていく中で、成績は順調に上がり、英語の偏差値はなんと60にまで上がった。

しかし、いくら努力しても模試の結果はE判定のままでした。「慶應受験を諦めたい」と考えるさやかに、坪田先生は「慶應義塾を実際に見にいってきたら」と提案する。母・あーちゃんと共に訪れた慶應義塾では、学生たちが活き活きと生活している姿を見てもう一度頑張ろうと決心する。

6. 受験本番

あいにくの大雪で交通機関が止まり焦るさやかだったが、そんなピンチを救ったのは父であった。さやかを否定し、応援しなかった自分が間違っていたと認め、娘の後ろ姿に声援を送る。

本命の慶應義塾大学・文学部の受験会場でコーヒーを一気飲みしたことが原因で、何度もトイレに駆け込み集中できずに終わってしまう。

翌日、総合政策学部での試験では坪田先生の言葉「Where there's a will, there's a way.（意志あるところに道は開ける。）」と自分を信じてくれたことを思い出し、無事試験を乗り切る。

7. さやかの結末（ネタバレあり注意）

文学部の結果発表の日、結果は不合格であった。家族や友人に励まされる過ごすさやかであったが、次の日の総合政策学部の結果は、、、見事「合格」。真っ先に坪田先生に報告し、応援していた全ての人が涙して喜んだ。坪田先生はさやかに、「1年間頑張り続けたさやかの姿はとても輝いていて眩しかった」という手紙を送った。

8. 感想

合格までのさやかの努力だけでなく、サポートする母の思いや合格してほしいと願う友人たちの思いなど、さまざまな角度からの気持ちに心打たれる作品でした。個人的には、否定的だった父が娘の努力する姿を見て変わっていったところから、努力は自分だけでなく周りにも影響を与えることに気づかせてもらいました。

これから皆さんが困難にぶつかった際に、参考になる作品だと思うので、ぜひ見てみてください！

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