映画「余命10年」 感動の物語

映画「余命10年」仙台ロケの舞台裏 - せんだい・宮城フィルムコミッション さん

 

2022年公開の小坂流加のベストセラー恋愛小説「余命10年」実写映画。小松菜奈・坂口健太郎演じる2人の男女の限られた時間での恋愛物語。彼らが最終的に選んだ道とは?思わず涙する作品です。

 

 

 

1. あらすじ

主人公・茉莉(小松菜奈)は20歳の時、不治の病で自分の余命を知らされ、もう恋をしないと決断していた。しかし、彼女は同窓会で生きることに迷い、自分の居場所を見失っている和人(坂口健太郎)と再会する。「生きる理由なんてどこにもない」と思っていた2人が惹かれ合い、ありふれた日々が輝きだす。美しい思い出の数だけ減っていく、2人の時間。10年という長くも短くもある時間の中で、2人が出した答えとは?

 

 

 

2. 茉莉の人生

余命10年 画像1220歳の短大生・高林茉莉は数万人に一人という難病の肺動脈性肺高血圧症を患い入院していた。同じ病を患った礼子という女性と出会い、幼い息子を残してこの世を去ってしまう母の姿を知る。茉莉は2年間の闘病生活を終え、退院し自宅に帰宅した。礼子との出会いから、もう恋はしないと決断した茉莉であったが、同窓会で同じような悩みを抱える和人との出会いから、迷いが生じるのであった。

 

 

3. 和人との出会い

余命10年 画像6茉莉は中学生時代を過ごしていた静岡県三島市での同窓会に出席した。同窓会の席上では茉莉らが14歳の時に埋めたタイムカプセルが開封され、中から14歳の茉莉が今現在の自分に宛てた手紙には「素敵な人生を生きてください」と書かれてあった。同窓会終了後、つい飲みすぎた和人に付き添う中で、2人は打ち解け合う。しかしその翌日、和人は衝動的に自宅のベランダから飛び降りた。和人は一命を取り留めましたが、生きる意味を完全に見失っており、そんな和人に茉莉は「凄くズルい」と言い放ち、茉莉の事情を知らない和人はこの言葉の意味がわからなかった。

 

4. 2人の選んだ道

小松菜奈×坂口健太郎主演映画『余命10年』はよくある”余生恋愛映画”じゃない。涙を流さずにはいられない3つの理由<大ヒット上映中> |  arweb(アールウェブ)茉莉は、和人を特別な存在に感じていきますが、もう恋はしないと心に決めていた。和人から茉莉のおかげで生きる希望を取り戻したんだと告白されるも、茉莉は「私のこと何も知らないで色々決めつけないでよ」と断ります。和人はこの出来事をきっかけに茉莉の病気のことを知り、意を決して茉莉に「俺が茉莉ちゃんを守るから一緒にいてほしい」と再び交際を申し入れる。茉莉は同窓会に行ったことを後悔しつつも、涙を流しながら和人を抱き寄せる。

さらに2018年の冬、茉莉は和人とのスノーボード旅行に出かけ、和人からプロポーズを受けます。しかし、茉莉は自分の病気は決して完治せず、自分は余命10年だと告げたうえで「これ以上和人くんといると死ぬのが怖くなる。彼女にしてくれてありがとう」と和人に別れを告げるのであった。

 

 

5. 茉莉の最後

余命10年 画像52019年、茉莉は再び入院生活を送っていた。病室で、これまで10年近くかけて撮ってきた和人との思い出、友人たちとの思い出、家族との思い出の映像を見返しては削除し、もし自分が病気でなかったら自分は和人と結婚し、子宝にも恵まれて幸せな生活を送っているのだろうと想いを馳せました。その直後、茉莉の容態が急変する。和人は最期の時を迎えようとしていた茉莉に自分の店「まつり」を構えたことを報告し、「茉莉ちゃん、頑張ったね」とねぎらいの言葉をかけました。

茉莉が生前に書き上げた本には和人と出逢ったことは間違ってなかったと確信しており、自分の人生は幸せだったと振り返っていた。和人も茉莉が遺したビデオカメラを片手に満開の桜を撮り始め、茉莉と過ごした日々を振り返りながら歩いていくのであった。

 

 

 

6. 印象的なシーン

余命10年 メイン画像和人からのプロポーズを断り、帰宅した茉莉は母・百合子に涙ながらに「私、もっと生きたい」と心中を打ち明けました。自分の病を受け入れ、残された時間を歩んで行こうと決心していた茉莉だったが、和人との出会いを通して生への執着生まれる。年齢的にもこれから様々な経験をしていく茉莉。我慢していた気持ちが溢れ出てしまうシーン、思わず涙を流しました。

 

 

7. 感想

人生これからという時期に突如告げられた10年という余命。長くも短くもあるこの時間が、1人の少女を苦しめました。表には、死と向き合った茉莉の姿が描かれていましたが、茉莉の生きたいという気持ちが垣間見えた瞬間は、なんとも言えない感情が湧き上がってきました。また、小坂流加が茉莉と同じ病で亡くなったことを知り、一つ一つの言葉の重みを感じました。今生きてることに感謝し、精一杯今を生きようと感じた作品です。

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